『Let It Be 』あるいは、「故郷に『錦の袈裟』」
明け方は雨。温度差が激しくて、インフルエンザも、まだ勢いがあります。子どものクラスも、今日から学級閉鎖!!本人は、元気なので、休みを喜ぶ始末・・・。
本日は、議会休会日。
今日は、岡山一宮高校の第30回卒業証書授与式に出席させて頂きました。岡山市内県立高校の一部だけ、卒業式が3月2日で、過去には、議会休会日を3月1日だけで出席できないこともあり、数年ぶりの出席になりました。
銀杏祭にも行きますので、久しぶりという感じはなく、だいたいが、一期生同士の夫婦ですから、毎日同窓会のようなものです。ソフトボール大会などにも行きますし、友人にも、会いますし、特に懐かしいという感じでもありません。
そもそも、浪人時代に、偏差値2~30伸ばしたぐらい、在学中の成績は、劣悪でしたから、OB面して行けるほど、優秀な生徒では、ありませんでしたし・・・。だいたい、私は、学業や運動や文化活動で、特に目立っていたわけでなく、ただ騒いでいただけです。
初代新聞部部長ですが、新聞部が、その後、発展したという話も聞いたことがありません。本当に申し訳なく思います。こういう生徒が母校に帰るのを、落語ファンは、俗に「故郷に『錦の袈裟』」と言うのであります。
それにしても、我々が卒業して、30年!!これはもう、全くピンときません。今年の卒業生が、子どもでもおかしくはなく、現に親子2代で、一宮というのは、よく聞きます。
今年の卒業生の30期生は、スーパーサイエンスハイスクール再指定の学年であり、校風の「フロンティアスピリット」を体現しています。ある意味、我々の時代よりも、目的意識が、しっかりしています。
もっとも、「フロンティアスピリット」については、私自身、むしろ卒業後に、同窓会長の祝辞で聴いた言葉で、在学中や卒業時には、意識していませんでした。先輩が皆無ですから、切り開いていくしかなかったし、何をやっても、開学以来初というのが、1期生です。もちろん、私は、初の地方議員です。
そういえば、県議会議員選挙ということになると、圧倒的に、北区の関係者が多い学校であり、飛車角落ちのようなことにはなるのですが、「フロンティアスピリット」という理念からは、北区をどんどん越えて行けば良いのです。日本どころか、世界や宇宙に向けて。
我々の時代は、総合選抜でしたが、今は、「一校」と称され、選ばれる人気校だと思います。明るく自由な校風ということについては、一期生が、これですから、難しく言う気などさらさらなく、個性を生かして、のびのびと、楽しく、自由にやって欲しいです。
恩師の故・酒井先生が作詞された校歌では、一番で、「競わん 個性のひらめきを」、三番で、「自由なる世界に進みゆく」とも、歌っています。本当は特にないのですが、後輩に言うことがあるとすれば、「俺は俺を自由に頑張るから、君らは君らを自由に頑張れや~」かな。
ともあれ、間違いなく、良い学校です。映画『高校大パニック』の言葉を借りれば、「数学ができんのが、なんが悪いとや~!!」という文系の私(もっとも、数学は、できなかったというよりも、しなかったという方が正しいかも。)が言うのもなんですが、特に理数系については、大学や外国との交流も含めて、全国に誇りうる特色のある学校です。
それにしても、相対化ができ、他の学校についても、いろんなことが考えられるので、地方議員が、県内の小・中・高等学校を卒業するという事は、極めて大切な要件だと思います。思い出には良くも悪くも、悲喜こもごももあって、しかし、全てひっくるめて、愛するというのは、そういう搾り出すような言葉です。好きとは言えても、簡単に、愛は、語る事はできないです。母校への愛校心があるからこそ、母校への責任と他校への敬意があるのです。
それにしても、我々の卒業式の送り出しの曲は、『Let It Be』でした。誰が選んだのだろうなぁ・・・。このアバウトな現実大肯定が、また良いんじゃないでしょうか。そういえば、卒業式の日の夜は、なぜか我が家に集まって、仲間内で、焼肉を食べましたね・・・。ほとんど徹夜で騒ぎましたが・・・浪人が分かってましたな。
そういうことなので、当然のように補習科一期生でもありますから、4年間通った(補習科は、かなりさぼりましたが・・・)学び舎なのですが、既に30年以上経っており、耐震改修を急がなくては。
Beatles-=『Let It Be』 http://www.youtube.com/watch?v=ajCYQL8ouqw&feature=related
なぜか、ホームセンターで、焼き芋を買い食いしました。