十三参りをご存知ですか?

 本日、十三詣り徳与寺奉賛会(岡崎彬会長)の総会がありました。針供養でも有名な徳与寺の十三参りの縁日が、近づいてきました。徳与寺は、安住院末の真言宗寺院で、延喜年間(901-922)の創建と伝えられています。

 数えで13歳は、子どもから大人の仲間入りする節目になる年齢で、肉体的にも精神的にも大切な年です。そこで、虚空蔵菩薩にお参りをして、知恵と幸福を授かる十三参り(別名「智恵貰」「智恵詣」)という行事が、行われていました。現在も、数百年に渡り京都嵐山法輪寺や大阪で、近隣では津山と、各地で行われています。
 また、「本身祝い」といい、女子は初めて大人の着物を作ってもらい、肩上げをして十三参りする習慣が、続いています。

 2000年より、青少年の情操教育と健全育成、なにより新しいお祭りを通したまちづくりという観点から、徳吉町(1-2-33)の徳与寺で、この十三参りが、始まりました。

 
 徳与寺は、元岡山藩主宇喜多直家の正室お鮮様(=宇喜多秀家の生母・「お福の方」)のお墓があり、淡嶋様も、おまつりしています。

 勝山藩主三浦貞勝が、落城自刀後、宇喜多直家に寵愛された「お福の方」は、直家亡き後、高松城水攻めに来た豊臣秀吉に見初められました。秀吉は、お福の子・秀家を猶子とし、幼女として育てていた前田利家の娘=豪姫を嫁がせ、岡山城を作らせ、五大老にしたわけです。そして、関ヶ原合戦で敗れた秀家は、豪姫と離れて、息子とともに八丈島に配流されたということですが・・・・。

 激動の時代に、こうした数奇な運命を辿ったのも、「お福の方」が、多分、岡田奈々ぐらい(←佐藤真治基準。趣味が入っている。)美しい方だったそうで、NHKの大河ドラマの主役になるべき方です。今、女優さんが演じるとしたら、誰でしょう?うーん、あぁこの人は、本当に綺麗人だなぁ、という女優さんが、最近以外に少ないですね。ともあれ、岡山を舞台に大河ドラマをするなら、まさに、「お福」!!なにしろ、岡山の女性が、美しいのは、こうした「お福」以来の伝統と言えるでしょう。

 また、淡島様は江戸時代から信望をあつめ、婦人病に効験ありとされ、現在では子授け・安産・浮気封じの神としても信仰を集めており、徳与寺に、若い女性の参拝が多いというのは、そういうことです。

 徳与寺は、位置的には、朝日高と旧東山バッティングセンターの中間(三勲小学校の東)です。私は、岡大附属小学校の頃、この寺のある丘を越えて、公文の塾に通っていましたが、当時は、もう少し鬱蒼としていて、お墓はあるし、うら寂しくて、峠越えが、子供心に、なにか妙に恐かったという印象があります。おまけに、 多分、今、独立行政法人・科学技術振興機構にお勤めの治部眞里女史はじめ女子のランドセルを運ばされていたような記憶もあります。

 

 さて、十三参りも、幟から作っていった2000年から13年。いよいよ2000年生まれの息子も、対象年齢になりました。

 今年は、4月1日(日)午前10時から午後3時(随時)。辰年生まれの新小学6年生の男女が対象になりますが、その前後のお子様も、大丈夫です。特に、御関係に新小学6年生のお子様がいらっしゃいましたら、是非御参拝をお勧め下さい。ちょっと智恵が貰えます!!

 私は、妙林寺様の檀家で、基本的に法華なのですが、十三参り奉賛会については、複数いる副会長の一人ということになっています。これも、ご縁ですね。

 岡田奈々=『青春の坂道』 http://www.youtube.com/watch?v=ngQMHln8MeI