鉄の稲
いや、それにしても、『IS~男でも女でもない性~』の最終回良かったです。視聴率は、全く上がらなかったようですが、実に丁寧な良いドラマでした。
今まで、ドラマに感情移入することは極めて少ない(というより、TVの連続ドラマを見ることがない)のですが、『IS』の春については、『七人の侍』の菊千代(半ケツを出して死ぬシーンは、思い出しただけでも、涙が出ます。)と『東京ラブストーリー』の赤名リカに匹敵するほど、好きなキャラクターでした。
一方で、春を不完全だと思う教師がいて、一方で、春は、男の強さと女性のしおらしさを併せ持つ理想とすべき生徒だと思う教師がいる。無いと思うのか、あると思うのか・・・。物事の、人の、何をどう見るかで、人生観はかくも変わるし、人生そのものも変わる・・・そして、現実大肯定の春が、多くの人に影響を与え、生き方を変えさせことのすごさ・・・・・。もっとも、春自身が救われたかどうかは、別にして。・・・いや、春は、自分が救われたいなんて思ってもいないだろうな。春は、春を生きているだけだから・・・。ええなぁ!!春。
正直に書いて、私自身も、見方を変えようと考えたのは事実です。突拍子もないのですが、故・門木和郎県議なら、こういうときどうされたかな?どう考えられるだろう?と、考えてみたり。少なくとも、私のレベルでなく、次元を変えた見方をすると、かなり現象が違って見えます。あるいは滑稽に。
それにしても、菊千代は、△から〇に、死して、本物の侍になったものと信じたいです。 『七人の侍』 http://www.youtube.com/watch?v=DLat_w-Zku4&feature=related
雨の朝。今宵から再び台風がやってきます。台風に負けない『鉄の稲』(『あぶさん』より)の精神で、立ち向かっていくしかありません。『Do You Hear the People Sing?』
http://www.youtube.com/watch?v=9-GRyOqsi9M&feature=related
あの日以来、警戒態勢は解かれていません。
もはや祈りのような気持ちです。