輝け岡南飛行場!!航空フェア2011

  この11日(日)に、いよいよ岡南飛行場で、『航空フェア2011』が開催されます。本当に、空と岡南飛行場を愛する人と地域の方々の手による岡南飛行場に、光を当てる催しです。
  

  午前9時から午後4時まで、もちろん入場無料です。
 お奨めは、なんと言っても、午後からのアクロバット飛行!!さらに、岡山県消防防災航空隊ヘリプター『きび』や、岡山市消防航空隊ヘリコプター『ももたろう』の救助訓練はもちろん、一日中、飛行機やヘリコプターを見まくって、さわりまくることができます。赤十字飛行隊も自衛隊もやってくるということで、航空防災拠点=岡南飛行場のものすごさも、全身で感じていただけるはず!!
 もちろん、地域の方々の飲食ブースや、中央卸売市場の「ふくふく通り」からも出店がありますから、一日中楽しめると思います。

 
 岡南飛行場については、やはりロマンです。

 突き詰めれば、儲かるなら民間がやるべきで、採算だけで判断できないし、すべきでもないというのが、公の施設に対する私の考えですが、私の視点は、子ども達の未来にあります。目先の財政構造改革の議論の中で、効率を考えれば、NOという答えは、すぐに出せますが、それでも、度が過ぎた採算度外視は問題ですが、子ども達の未来に向けて、少しでも前進させることが、政治の役割だと思います。止めるならば誰でもできます。自由になることと、無責任は、同義かもしれません。未来の責任を取らないために、今の責任を取るという無責任さというのも、あると思います。

 児童会館改め「こども未来館」も、科学者や、技術者や、ものづくりの世界に進んだ子ども達が、どれだけ生まれるかが問題です。無くすこともよりも、残して活かす方が、子ども達に対するはるかに重い責任です。その責任を負っていこうということです。
 岡南飛行場についても、空に夢を膨らませて、パイロットに、整備士に、キャビンアテンダントになる子ども達が、多く生まれること、岡山県の航空産業が発展すること、そこに、ロマンがあるのです。そして、そこには責任もあります。
 今日見えるものを壊すことではなく、今日見えないものを明日見るのが、ロマンです。そして、繰り返しますが、政治に携わる者のロマンは、未来への責任を伴います。ゆえに視点は、子ども達にとってどうか、です。

 逆に、このロマンがなくして、旧児童会館や岡南飛行場に関わろうとする者は、個人的には軽蔑の対象です。今しか見ない者とは、一緒に汗も涙も流せません。

  
 まずは、岡南飛行場についての6月定例会での私の質問は、下記のようなものでした。

 『私は航空産業学習、航空産業拠点としての岡南飛行場の可能性を信じている者ですが、意外にこの岡南飛行場の潜在能力が認識されていないように思います。

 特に、小型機専用飛行場にシフトしていくと思われた近隣の広島西飛行場も、この5月に広島県知事と広島市長が会談し、県が提案するヘリポート化を市が受け入れて、廃港が決定。今後は、2012年10月を目途に、県と市が共同でヘリポート運営を行うとされております。ある意味、中国地方における岡南飛行場の役割がどんどん大きくなっていると思いますが、知事の御認識をお知らせください。

 また、バブル経済の崩壊の中で、岡南飛行場が残された背景には、岡山県航空協会さん初めスカイパーク構想を掲げた大きな運動がございました。当時の第4次岡山県総合福祉計画では、「今後の小型航空機の需要の増大に対処するため、小型機専用飛行場として、駐機場、格納庫などの整備を図るとともに、広く県民が飛行機に親しめるよう施設整備を進める。また、操縦士、整備士の養成基地として充実を図る」と、計画されております。

 改めて岡南飛行場が残された理由が、今どのように生かされているのか、今後生かしていくのか、あわせてお伺いいたします。
 ところで、2009年度は、管理運営に係る収支で1億8600万円もの赤字を計上した岡南飛行場について、平成23年2月定例県議会で、知事は、「今後とも、効率的な管理運営に努めて、格納庫用地等への立地促進に積極的に取り組むとともに、小型機専用飛行場ならではの特色を生かしたにぎわいを創出して、岡南飛行場の活性化を図る」と答弁されました。

 この小型機専用飛行場ならではの特色を生かしたにぎわいの創出についてでありますが、開港から満20周年を迎えた岡山空港開港20周年記念祭が開催されたときも、同じ20周年の岡南飛行場は黙殺されました。

 地域や関係者が一体となって、そろそろ岡南飛行場にスポットライトを当てる催しを開催すべきだと思いますが、知事のお考えをお知らせください。 』
 

 本田美奈子=『つばさ』 http://www.youtube.com/watch?v=oTmT8ih0WBM&feature=related