11月2日(水)

かくして今日から再び入院とあいなりました。薬を変えるので、状況をみるということですが、いわゆる副作用も、様々なバリエーションを体験してきました。どちらにせよ、ご陽気になるものはありません。

 

【社会的弱者として】

 

入院すると、いったいどれだけ多くの方が動いてくださっているのだろうと実感します。

特に、勤務医の先生は、本当にたいへんで、私には、とても勤まりません。そもそも血や数学が駄目で、子どもの頃から医者になりたいとは一度も思ったことが無いのですが、医療関係者の直接、命に関わる仕事は、本当に尊いです。

まさに私は、リアルに生き死にですから。

 

一方で、病人や障害者が、どれほど弱い立場かというのも、身をもって強く感じます。

パラリンピックは、障害のある方々にも、素晴らしい力があるんだと知らしめますが、

アスリートは、本当にごく一部の方で、誰でもが、そんな力があるはずもありません。

現実問題、我々のような内部障害者は、スポーツ自体が難しいです。

一方で、絶対に必要な点字ブロックも、車椅子には難所にもなり、数cmに苦しむことも珍しくありません。障害者が街に出る、そのこと自体が大冒険で、やはり誰かの手を借りなければ、やっていけません。

そもそも就労や現在の仕事の継続など、本当に厳しい現実があります。

 

体力や健康は、本当に重要ですが、失われるものです。あるいは突然に、特に、年をとれば誰でも。

 

 

一方で、岡山市内では、総合病院が充実していて、選択できるわけですが、地域によっては、そうもいきません。この医療の偏在と言うよりも、県全体の底上げをどう図っていけるのか。

病院に掛かっていない人間など皆無に思えるぐらいに患者や利用者は多く、医療、介護、保健従事者も多くおられ、いまや健康保険を食い散らかすような私としても、社会保障制度の維持そのものも、不安です。

教育と産業振興に力点を置くにしても、医療、介護、保健、福祉について、県の施策が、前進してるかなぁ・・・。