10月24日(月)

【議会質問等について】

 

他の議員の活動について、とやかく言うべきものではないですが、議会質問のあり方等については、常に思うところがあります。

議会の華と言えば定例県議会における代表質問、さらには、一般質問ですが、それ以外に、平素の常任委員会、決算特別委員会があります。

それぞれに強い個性がありますから、何正しいということはないと思いま

すが、そういう質問なら、マスコミを意識してとりあえずやりますではなく、しばりの多い本会議で、わざわざ聞かずともよろしいという質問が増えてきました。

 

基本的に会派所属議員の頭数で、年間のその会派の本会議での一般質問時間の総枠が決まります。それは、勉強のために、まず1,2期生にふられます。1,2期で、4回の一般質問を希望して、できないことはありません。

 

ただ、暗黙の了解として、総務委員長になったら、監査をしたら、代表質問は、辞退すべきだというムードがあり、年に1回ぐらいにする方が多いようです。私も、ずいぶん考えて、4分の3にしたり、年に半分にしたりということもありました。

 

しかし、いまでもお構いなしに、期数を重ねて超マンネリの質問繰り返す議員もいます。結局、誰にも質問しない長い演説や自己満足の登壇のための登壇は辞めて、少なくとも、1期生は、全員一般質問をと指導をする立場です。

期数が多くして、質問や提言がゆるければ、議員としての評価が、ますます下がるだけだと思います。

 

また、こういう議員は、委員会の質問にもしまりがありません。自己宣伝をしたいのか、最後は、支離滅裂。少なくとも、他の議員や委員会の運営全体のことなど考えておらず、長いだけで、内容のない委員会になってしまいます。

 

個人的には、当日の委員会資料を事前に読んでおかないといけないと思うのですが、委員会室に行って初めてみましたという議員が、けっこう多いのは不思議です。

 

 

逆に、委員長としてもできることがあります。特別委員会によっては、今日は、何もないぞ、委員会が早く済むぞなどというのは、ひたすら委員長の恥だと思います。私は、年間スケジュールでなにもないという以前に、その委員会の日は、○○課の担当。その日は、○○課祭りにし、課長の出番を必ずつくるよう、お願いしたりしました。

また委員長レクでは、敢えて、資料やお題を増やすお願いをしました。

 

いずれにせよ、議会の活性化とは言うけれど、議員一人ひとりが、しっかり勉強して議論に向かい、切磋琢磨しあえば、自ずと委員会など盛り上がります。

 

 

ところで、好ましくないですが、アンダーテーブルやリング外で、ことが決まることもあるのでしょうが、個人的には、委員会で、どんなにひつこいと言われようと、あの手、この手、理論武装しながら、言い続けることが一番効果があると思います。

また、署名活動や、マスコミの協力も極めて大きいです。

そういう積み重ねがあって、初めて一般質問のバズーガ砲の効果があり、一般質問だけでは、思い切り事前に根回しと検討を重ねたものや、たまたま決まっていることが、新聞の見出しになるぐらいのことでしょう。

 

特に、現知事は、慎重居士ですから、本会議の再質問で答弁が変わることは、極めて考えにくく、各委員会で、部長答弁や行政委員会の長と議論を重ねた方が、いよいよ正味かと思います。