10月9日(日)天気予報が、当たっていない
朝は妙に冷え込んで、男心と秋の空というけれど、あんまり細かな天気予報が、当たっていない気がします。
【政治が学ぶべきフリーマーケット】
そういえば、入社試験でもありませんが、提出課題は、「女性と浮動票対策」でした。事務所の敷地が、あまりに広大なため、フリーマーケットを実施してはどうかと提案しました。これも、『リビングおかやま』にいたからこその発想であり、リサイクルという言葉も一挙に普遍化し、あまり大規模なものはまだありませんでしたが、ガレッジセールのようなものも、パラパラと出てきた時期です。
12月8日に入って、翌月のスタッフ会議で、提案となりましたが、先輩秘書からは反対の声が圧倒的に多く、やるなら人に迷惑をかけずに一人でやれということでした。
そういうことでしたらと、3月実施に向けて、スタッフはこちらで集め、『リビングおかやま』に恩返しでもありませんが、実行委員会主催で、会場を清輝橋マクドナルド店斜め向かい広場とすることで、10万円を超える広告を出し、清輝橋や岡南地区に、私自身がビラを配ってまわり、街宣車で、これまた私自身が、宣伝してまわりました。
広告を出したのは、その1回きりですが、「ご近所の皆様にご案内申し上げます。来る〇月〇日日曜日午前10時より、マクドナルド清輝橋店斜め向かい広場におきまして、第〇回フリーマーケット ㏌ OKUDAを開催いたします。衣料品や雑貨など、たいへんお安くなっておりますので、どうか皆様、、奮って、ご来場くださませ。」と街宣車では、しばらく回りましたし、最終的には30号に向かっての模造紙の案内だけで、全て事足りるようになりました。
1回目こそ何かとたいへんでしたが、2回目以降、割と早い時期に広告代が回収でき、スタッフに手当てが出せたり、事務所に、トイレットペーパー代など、場所代もはらえるようになりました。
場所が場所なので、もちろん、トラブルは、なかったわけではないのですが、警察やその筋の方に、かえって気を遣っていただいたかもしれません。
それ以外にも、トラブルと言えるようなトラブルは、ほとんどありませんでした。
考えてみれば、雨で延期というのもすごく少なく、真夜中に、チョークでブースの仕切りを書いたりなどということは、しばしばありましたが、それを苦痛と思うことは全くありませんでした。むしろ、楽しみで仕方ありませんでした。
日曜日の当番は、たいていが大好きな秘書の大先輩のMさんだったので、事務所の2階からのんきに眺めていたのも、良い思い出です。
もちろん、暗黙だったり、慣習上できてきたものも含めたルールがあり、ルールを順守していただくのが前提で、外部から何かある場合には、必ず守るというのが、主催者の責務ですが、えらいもので、100店舗も店が集いだすと、活力はもちろん、不思議にコミュニティや文化が自然発生的に生まれてくるということがあります。
楽市楽座ではないけれど、政治の原点は、そういうところにもあるんじゃないか。と強く感じました。
設営の喜びは、多くの人の笑顔で、全て吹っ飛ぶものです。
そして、業界的には、かなり変わった奴がいると評判になったのは、このフリーマーケットだと思います。
事務所開きや出陣式に、2~3000人の人を呼ぶというのは、至難の業で、ましてや、お金をかけずに、これ以上ない一般の方が、日常的に事務所に立ち寄るということは、普通はありえせん。
結局、1月を除く隔月の第2日曜日、年5回開催してきた『フリーマーケット in OKUDA』は、私が退職するまで、25回続きました。