7月11日(月) 選挙の翌日

改めて、過去の選挙の自分の書いた文章を読んでみました。

 

2005年9月12日(月)【自民党は勝ったのか?】
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逢沢外務副大臣の圧勝は心から良かったです。対立候補にとって、岡山が辛い街になってしまったのかも分かりませんが、「思い」があれば、身の振り方は幾らもあるし、彼ならきっと頑張ることができるでしょう。
しかし、喜びよりも戸惑いの自民党大勝です。ここまで行くとは、誰一人予想していませんでした。一日中、この結果についてどう判断すべきか考えていました。結党50年祝い?????
嬉しいというよりも、郵政が一段落したら、次に何が待っているのだろう???その方が気になります。
県連が中央からの「お咎め」を待っている自民党地方議員の一人としては、小泉総理総裁を党本部を信じるしかありません。
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しかも、我が岡山は、ほとんど自爆点に近いものもあり、自民党としては、2勝2敗1分けのようなことで、試合には勝っても、事実上勝負には負けているのではないか?と思えなくもありません。
比例の復活当選がなければ、全国の自民党圧勝にあって、岡山は、2議席奪われているのですから、どう考えても、負けです。
少なくとも、自民党、自民党候補に対して、YESではない方がこれだけ多くおられることは、厳粛に受け止めなければなりません。

私は、岡山の有権者の方々の判断というものは、「神の計らい」のようでもあり、なるほどなぁ、という感心以上に、恐怖心を覚えています。結果として議数は減っていませんし、総理候補も、残っています。オッケーと言いながら、しかし、よーく考えよう・・・です。

数字や順位には、本当に「意味」があり、それを素直に、謙虚に受けとめ、理解しないと、次は、神が微笑むことはないのでしょう。細かな分析をすれば、我々が、とても手放しで喜べたり、安堵できる状況にはありません。全国的には、今回は、最大の「期待」であり、一挙に奈落の底に落ちるタイトロープの上です。

いわんや岡山は、凋落傾向が始まっていると理解すべきでしょう。属人的なものと原因を矮小化してはいけません。
次の総選挙は、「バンザイ」の瞬間から、もう始まっています。次回は、小選挙区を総べて奪還しませう!!

一方で気になるのは、社民党の凋落です。各地で、大敗し、供託金没収の事態に陥っていると思われます。

今や、自民党も民主党も、主義主張が立場上微妙に違えども、公募でも、世襲か、官僚か、エリートか、はたまた、容姿に恵まれているか、いわば、「勝ち組み」の代表でしかないのではないか、このまま放っておけば、人材が混在してきて、政権交代したって同じじゃないか、と思われる中、ある意味(良い意味で)、愚直にも、社会運動を背景として、「負け組」の代表を買って出ているような、その気概は買いたいのですが・・・・。

ここまで大敗することは、共産党以外に健全な対抗軸が、無くなっているのではないか、平和や人権や自然や環境等々について真摯に語る層が減ったのか、それだけ社会が進んできたのか、友党公明党が自民党に指導して下さっているから事足りているのか、良く分かりませんが、社会党、社民党の衰退に伴い、政治が少し殺伐としてきた感があります。

努力しても負けることはある、努力してもできないこともある、努力すらできないこともある、少しそうした他人の痛みに、無神経な時代になりつつあるのではないかしら。

今後、二大政党制を目指しながら、無理から争点を作るようになるのではないかと思える中、社会の状況は、むしろ、あの頃の社会党を必要とする時代に逆行しているのかも・・・。

現在と自民党 VS 社会党、民主党、公明党、共産党の時代と比べて、どちらが少数の意見が反映されているのでしょう・・・。

いずれにせよ、「自民党よ奢るなかれ」、肝に銘じます。

ところで、
地方議員としては、県連が党本部に反した「お咎め」が気になります。国政で勝っても、地方は、「処分」が待っているというのも、非常に悲しい話です。私も、連座制で、対象かも・・・。
地方議員ってなんなんだろう???実は、今回の選挙は、全国の地方議員が、振り回されて、プライドをズタズタにされた選挙でもありました。
もはや、国会議員の方々が、郵政以外の改革(特に、年金、保険、景気対策等)も、どんどん推し進めて頂けることを信じるのみです。我々も、託すことしかできないのです。中央自民党を信じています。
地方議員は、地方を考えます。そして、岡山は岡山の堂々の自民党を頑張らいでか。

一方で、今回、道州制や岡山市の政令市や州都誘致について国政選挙で語られましたが、地方分権の本旨に照らせば、個人的には、国政の選挙公約で語って頂くべき物でないのではないか、と思います。もちろん、ご協力は頂きたいですが・・・。
これは、地方がもぎ取るべき物ではないかと思うのですが、少しすっきりしないところです。
地方議員の役割ってなんだろう?と考えるにつけ・・・。

そして、ここに市長選挙が絡んできます。

あるいは、複数の指示により、フリーズ、全く動けない可能性すらありますが、どういう方が候補で出られるのか、全てを承知しているわけではありませんし、現段階ではなんとも言いようがありません。
はっきりしていることは、私が出馬するわけもなければ、候補擁立もできるわけがないということで、当然あくまで支援です。

いずれにせよ、自民党が推し、岡山市関係の県議が関わるにしても、まずは、岡山市民の皆様、次に、市議会議員の先生方の判断を尊重したいですし、一市民としては、国や県とのルートも必要でしょうが、基本的には、いかに市民サイドに立てる方かを重視したいです。

今週が、様々な調整のヤマかと思われます。

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2009年8月31日(月) 【『スタートライン』!!】
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昨夜と言うよりも、今朝に近いのですが、自民党は歴史的な大敗であり、壊滅的な鉄槌を頂戴し、もはや県連も半壊に近い中、なんとか、逢沢一郎候補については、皆様のお力で、8期目の壇上に押し上げることができました。

行って来いで言えば、まさにどうなっていたか分からない僅差の勝利です。終盤3日で決まったと思います。

高松事務所を経て、帰宅は、午前3時を大きくまわりましたが、多くの皆様も、睡眠不足かもしれません。御心配をお掛けして本当に申し訳ありませんでした。
よく分からないのですが、事後選挙と言うことで、公選法上、皆様に表現ができないことをお許し下さい。

我々には反省点も極めて多いのですが、最終盤の青年部を中心にした驚異的な追い上げ、暑い中、全身全霊で魂を込めた活動を展開して下さった皆様のお力の賜です。
感動のある選挙でした。黄色いシャツのイエローロードは、自分で何を叫んでいたかは覚えていないですが、忘れられんです。
リンリン隊も、すごかったなぁ・・・。カツカレーも美味しかったにゃ。

一時は、選挙期間中と同様、だめなのかな?という不安がよぎりつつ、待ちに待った当確の知らせに、実感も湧かないぐらいに、喜びを爆発させました。
しかし・・・こんな緊張感と不安は、もう二度と嫌ですら。

それでも、これから、民主党政権の失政を待って再登場ではなく、まずは自民党の大建て直しを図っていかなくてはいけませんし、逢沢代議士は、政界の大きなうねりの中で、自民党をたたき直し、新生自民党の中核として、新時代のニューリーダーとして、立ち上がって下さるものと信じています。
大逆風の中でも、未来への希望をしっかりと県民の皆様は、残して下さいました。

本日は午後から自民党県連の総務選対会議も行われます。2年前の参議院選挙以上の大敗北ですが、臥薪嘗胆、捲土重来、日本のために、必ず、自民党は再生します。

瓦礫の中から必ず立ち上がります。敵失は待たない、日本のために俺たちが、変わるんだ。

一方で、自民党としては、来年の参議院選挙を含めて、南区に自民党の現職議員がいない状況を解消するために、私が南区に配置されたわけですが、党としての正式な仕切りが頂けないままに、私自身も、一時は精神的に壊滅的な状態になり、結果として、守備範囲を守りきることができませんでした。

特に、第2選挙区分については、全く戦力になっておらず、本当にお詫びのしようもありません。
結局、おらんでいるしかなかったように思います。

それでも、心の中で、北区にしばしの暇乞いをしながら、自分の選挙の時よりも、御津・建部を含めた北区を細かく街宣し、応援弁士も魂を込めさせて頂きました。決してさようならではないから。
逆に、南区では、新たなありがたい出会いがたくさんありました。

北区も南区も、岡山市が、もっともっと好きになりました。結局、その街が好きなのは、その街に暮らす人が好きだから、だからこそ、おこがましいけれど、守りたい人が、場所が、増えてきました。

どうあれ明日に続く結果が出たから、明日は必ずあります。

とはいうものの、さすがに、疲れました。ガラガラ声も戻りません。

公的に言うことではないですが、明日から明後日夜まで、2日だけオフを頂きます。脳の血管も、少し切れているような気もしますので、ちょっと休んでいろんなことを考えたら、市長選挙にも市議補選にも参戦させて頂きます。
もっとも、おらぶだけかもしれないですが、ただ命を削るので、すぐにはできませぬ。このまま行ったら、死ぬがな。

そして、再来週からは、街頭演説に戻ります。

本当にありがとうございました。

こういうときは、やっぱり、馬場俊英=『スタートライン』!!
http://www.youtube.com/watch?v=Gt6-xpcELdE
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2012年12月17日(月) 【自民党は勝ったのか?】
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本日は、朝起き会からスタート。気持ちを切り替えて、泉田で、街宣復活。
そして、今日が、16回目、最後の決算特別委員会でした。

第46回衆院選は、数字の上では、自民党が大勝し、公明党と連立して政権の奪還を確実にしました。

1区逢沢一郎支部長、5区加藤勝信支部長は、圧勝。4区橋本岳支部長は、選挙区で復活。2区新人山下貴司支部長が初当選。3区阿部俊子支部長は、比例代表中国ブロックで復活当選。

が、しかし、戦後最悪の投票率を思うとき、あくまで、消極的な承認であること、自民党が勝ったというよりも、日本がこうなった、また、これからの日本への責任を果たす機会を賜ったということだと思います。これで我々が駄目なら、本当に日本は、終わってしまいます。

今回の選挙には、勝者も敗者もなくて、日本が勝って、日本が負けた・・・むしろ、国民の皆様が負け続けている・・・はっきりしているのは、国民の皆様にとって、こういう混乱状態が続くことは、不幸以外の何物でもありません。

民主党政権は、確かに、自民党政権時代からの問題を解決どころか、悪化させました。しかし、もとはと言えば、自民党に責任があるとすれば、他の誰を責めるのではなく、謙虚に、誠実に、ここまでの全部の責任を自民党が背負って立つ必要があると思います。
なにより、衆参が、ねじれていますが、もはや、与野党が、互いの悪を責め立てあうような時間と金と心の浪費を辞めて、国難に立ち向かう時です。

「内(うち)平かにして外成る」というのが、平成の意味ですから、真の平成の時代を創らなくては、もはや、内乱をやっている場合ではありません。

満月は、欠けるしかないとすれば、スタートする前から、新政権崩壊は、もはや始まっているのかもしれません。
そして、期待はするけれど、国政に、全てを委ねも、頼りもしません。なぜなら、我々も、選ばれた自民党の地方議員ですから、地方は、我々自民党地方議員が守る、それが、自民党の気概です。我々にとっても、背水の陣です。

ところで、小選挙区で自民党が圧勝し、重複登載の候補者が次々当選する中で、衆院選比例中国ブロックに単独立候補で、池田道孝元岡山県議(65)が、初当選!!

私にとっては、県議会の同期で、3期で引退されていたのですが、無欲の勝利で、代議士になられました。同期では、今回はあまりに気の毒なお国替えで、総選挙で落選された姫井由美子元参議院議員に続いて、2人目の国会議員誕生であり、早くも、衆議院議員会館内に、岡山自民党県議団出張所ができた!!と、歓迎の声が、上がっています。まさに、我々の代弁者です。

それにしても・・・人生いろいろだなぁ・・・と、しみじみ思います。

いずれにしても、自民党は、誰と何のために何の勝負をして、何に勝ったのか?自民党は、本当に勝ったのか?
手放しでは、全く喜べない、責任の重さを感じます。

少なくとも、激動の時代の中で、今までの自民党を是としての期待ではなく、これからの自民党への期待です。これに応えられなければ、3度目はありません。
しかし、その前に、日本が潰れてしまいます。

村下孝蔵 =『この国に生まれてよかった』
http://www.youtube.com/watch?v=YpJ3v7iAdcM

今宵の中学同窓会の評議員会は、盛り上がるだろうなぁ・・・。
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