2月14日(日)岡山県里親フォーラム バレンティンデーにはヤクルトを
岡山県里親フォーラム。
子ども達の貧困や格差の連鎖を断ち切るためにも、社会的養護の中でも家庭養護として、「子ども達に受け容れられる重要な他者」である里親の方々は、本当に大切です。さらなる支援を!
実には9割以上は、産みの親がいる子ども達の里親になられる御家庭は、必ずしも、養子縁組をされることを前提にはしていない現状があります。
しかし、子ども達の側にとって、本当になにが良いかを考えたときに、血縁があるかどうかではなく、家庭で、自己と他者を承認しながら、育つことだろうという基本的な考え方があります。
養護施設も、小規模化、地域化し、家庭「的 」養護の方向に進んでいます。
もっとも、昨今、地域化という言葉の背景には、財政問題があり、新たな施設の建設を基本的に行わず、行政が、しばしばその責務を地域に丸投げするかのような傾向がないではありません。
困ったら、地域と行政は言いますが、そもそも、地域って、なんなんだ?という課題もあります。
そうした思惑でなく、あくまで、子ども達のためであると信じたいですが。
いずれにせよ、疑似家庭というよりも、まさに家庭で、子ども達を育てるということです。
なにしろ、家庭の形も様々です。また、家庭を形成していても、親が親の役割を果たしていない場合もあります。しかし、里親家庭は、間違いなく、親が親として家庭で、子ども達を育てるという思いがあります。
はるかに、自然発生的な家庭よりも、家庭らしいかもしれません。
おそらく、裕福だから、余裕があるから、里親になろうと思われる方は、むしろ少数のように感じます。
社会的責務でもなく、あるいは、恩返しとして、生きる喜びとして、文字通り、子ども達と苦楽を共にしようという願いがあります。
そして、里親が、子ども達を受け入れるというよりも、それが子ども達に受け容れられるときに、家庭になります。
現実問題、まだまだ、里親に登録されている方は、多くはありません。しかし、そうした家庭が地域の中に増えれば、家庭と地域の中で、子ども達は、育つことができます。
ただ、実際に、どれほど里親制度が理解されているだろう、また、行政のみならず、一般の方々に、いろいろな形の里親があるということが認識され、応援を頂けているだろう。
子ども達のために、まだまだ、できることがある、やらなくてはいけないことがある、と強く感じております。
一方、今日は、愛のバレンティンデー。今年は、調子が良いらしいです。どこかで、ヤクルト買わなきゃな~。