9日(金) 高野山へ

≪高野山≫

高野山は、和歌山県伊都郡高野町にある標高約1,000m前後の山々の総称。平安時代の弘仁10年(819年)頃より空海(弘法大師)が修行の場として開いた高野山真言宗、ひいては比叡山と並び日本仏教における聖地である。現在は「壇場伽藍」と呼ばれる根本道場を中心とする宗教都市を形成している。山内の寺院数は高野山真言宗総本山金剛峯寺(山号は高野山)、大本山宝寿院のほか、子院が117か寺に及び、その約半数が宿坊を兼ねている。
2004年(平成16年)7月7日、高野山町石道と金剛峯寺境内(6地区)、建造物12件が熊野、吉野・大峯と共に『紀伊山地の霊場と参詣道』としてユネスコの世界遺産に登録された。2015年に開創1200 年の記念すべき年を迎えた。

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≪南海高野線≫

大阪府大阪市浪速区の汐見橋駅から和歌山県伊都郡高野町の極楽橋駅までを結ぶ南海電気鉄道の鉄道路線。一般的には、帝塚山駅以南発着の列車がすべて乗り入れる南海本線難波駅から極楽橋駅までの運行系統を指す(運行形態を参照)。汐見橋駅 – 岸里玉出駅間には汐見橋線(しおみばしせん)という通称がある。
路線シンボルマークは、高野杉の林をイメージしたもの(シンボルマーク)で、ラインカラーは緑。橋本駅 – 鋼索線高野山駅間にはこうや花鉄道という名称を付けて、観光列車「天空」を運行するなど様々な取り組みが行われている。

 

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橋本駅 – 極楽橋駅間は山岳路線であり、特に高野下駅以南は50‰の勾配や、制限速度33km/h、半径100m以下の急カーブが続く登山鉄道となっているため、この区間に乗り入れる列車にはズームカーと呼ばれる17m級の2扉中型車両が専用車両として使用されている。

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≪総本山金剛峯寺≫

国の史跡・世界遺産。主殿等の建物は和歌山県指定有形文化財。高野山真言宗の総本山で座主の住寺。金剛峯寺は元は高野山全体の称だが、現在金剛峯寺と呼ばれるのは明治2年(1869年)に青巌寺と興山寺の2つの寺院が合併したもの。旧青巖寺(剃髪寺)は文禄2年(1593年)、豊臣秀吉の建立、文久3年(1863年)、再建。歴代天皇の位牌や高野山真言宗管長の位牌をまつっている。大主殿、別殿、新別殿と分かれており、別殿では観光客に湯茶の施しがある。襖に柳鷺図のある柳の間は豊臣秀次の自刃の間。屋根の上に置かれた防火用の水桶は、かつては高野山全域で見られたが今も置かれているのはここのみ。また、金剛峯寺境内にある「蟠龍庭」(2,340m2)は日本最大の石庭。

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宗教観光都市のよう・・・

 

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≪南海りんかんバス≫

南海電気鉄道の100%出資子会社で、橋本営業所(和歌山県九度山町、橋本市)と、世界遺産の霊場高野山内と護摩壇山や奈良県野迫川村への急行バスを運行する高野山営業所がある。これら2つの営業所は直接自社の路線で繋がっておらず、南海高野線・南海鋼索線を介して接続する。鋼索線運休時や災害による鉄道不通時は、橋本・高野山の両営業所間で車両融通をしながら代行輸送を行う(大阪の南海バスによる応援車もある)。
高野山内のバス運行区間のうち高野山駅前から女人堂の手前までは南海りんかんバス専用道路となっており、歩行者および南海りんかんバス以外の車両は通行することができない。
野迫川村においては、1日数便とは言え村の中心部を走るバスの一つであり、また同村内では唯一の民間バス路線である。

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