兵庫県立図書館,神戸市立青少年科学館

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≪兵庫県立図書館≫

兵庫県明石市明石公園1-27の兵庫県立明石公園(明石城跡)内にある兵庫県立の図書館である。すぐ隣に同時に開館した明石市立図書館と一体の建物になっている珍しい図書館だが、中は独立しており、通路を通って互いに行き来することは出来ない。そのため、市立図書館に向かうには、玄関前の広場を経由する必要がある。
地上3階、地下1階。北側の2階部分が、一般図書閲覧を行う調査相談室になっている。蔵書数は48万冊。
それまで兵庫県に県立図書館は存在せず、全国の都道府県立図書館本館としては最も遅く開館した図書館である。都道府県立図書館では珍しく、本館が都道府県庁所在地以外の都市にある。

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≪神戸市立青少年科学館≫

兵庫県神戸市中央区のポートアイランドにある科学館。愛称はバンドー神戸青少年科学館。
神戸ポートアイランド博覧会(1981年3月20日~9月15日)に出展された「神戸館」と「神戸プラネタリウムシアター」を、会期終了後に増改築するとともに展示物を整備して1984年4月29日に開館した。なおプラネタリウムは、これよりさき1982年5月1日に、「神戸市立プラネタリウム館」としてオープンし、本館開館後は天文部門として、その機能を発揮している。
新館の開館が1989年で、両館合わせた延床面積が12,000m²という日本有数の大型科学館である。ドーム直径20m・投映恒星数25,000個の大型プラネタリウムとグラフィックスコンピュータとドーム専用の特殊プロジェクションシステム「バーチャリウム」がある施設としても知られている。「バーチャリウム」を利用したオリジナル番組を制作し、年2回、3月と9月に「一般番組」と年1回、4月に「こども番組」を入替投映している。また週末の開館延長時間帯は「バーチャリウム」を利用した特別番組も投映している。
その他には「天体観測室」に設置されているイギリスクック社製25cm屈折望遠鏡(1923年神戸海洋気象台設置。その後1967年神戸海洋気象台より神戸市に譲渡。口径25cm屈折式は当時日本最大)で毎日2回太陽の黒点とプロミネンスを観望することができる。
展示室は6つあり、各室のテーマは新館「創造性の科学」・「都市の科学」・「生命の科学」、本館「生命~科学の小宇宙、力としくみの科学、物質とエネルギーの科学」・「環境の科学」・「情報の科学」となっている。展示物は、直径4.2mの日本最大級の地球儀やステージを自由に動きながら、日常会話に近いコミュニケーションがとれ、似顔絵を描いたりする、知能ロボット神(しん)ちゃんもいる。その他、実際に手で触れて学ぶことができる装置が多数ある。新館開館以来18年間活躍した人気の施設「リニアモーターカー」は耐用年数を超えたため安全上の観点から2006年8月に引退した。
定例の催しとして毎年春休みに「企画展」と夏休みに「特別展」を開催。冬には「鉄道模型とあそぼう」(鉄道模型展としては関西最大級)を開催。2006年度からは神戸RT構想に参画する企業、団体とともに「こうべロボット夢工房」を実施し、産学民官の連携を深めている。
教育普及活動としては、年間120回いろいろな工作やパソコンなど各種教室や、クラブ活動形式で年間10回程度授業を行う「発明クラブ」「科学館クラブ」「astroクラブ」実施している。展示室では毎日2回身近にあるものを使った科学実験ショーも実施している。

2006年4月より新たな試みとして指定管理者制度が導入され、大阪ガスの関連会社である大阪ガスビジネスクリエイト・大阪ガスコミュニティライフの共同事業体へ運営を委託した。週末や春休み・夏休みは展示室を夜7時まで、プラネタリウムは合計8回投映し、最終投映が夜7時開始という大幅な開館時間延長や、夕刻からの短時間利用に対応した割引入館券の導入で、利用者の利便性向上が行われた。2014年度からは株式会社コングレ、公益財団法人科学技術広報財団、株式会社NTTファシリティーズによる共同事業体であるSFG神戸が指定管理者となっている。

2014年4月よりネーミングライツ制度が導入され、バンドー化学がネーミングライツパートナーとして「バンドー神戸青少年科学館」の愛称を付与した。

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