To be to be ten made to be

 今朝、赤十字飛行隊岡山支隊が、岩手県陸前高田市へ医療品などを届けるため、岡南飛行場から花巻空港へ飛び立ちました。日本初ではないかしら。  今までは、緊急救援物資の輸送は、陸路のみでしたが、空路が確保できたことの意義は大きいです。なによりも、緊急救援基地、防災拠点である岡南飛行場の存在意義が明確になったことに大きな意味があります。

 まず、1機目。そう多く荷物は乗りませんが、早いです!!出発!!!飛べ~!!!

 なんだか、いつにも増して、すごく格良い副隊長の佐々江さん!!

 医療品の輸送など急ぐものは、飛行機が良いのは確かです。一緒に飛んで行きたい・・・。でも、今日は人間よりも、荷物。いずれ医療チームの輸送もできるのではないかな。

 2機目!!出発します!!To be to be ten made to be (=飛べ 飛べ 天まで 飛べ)!!  AMDAのサハリン地震の救援物資の輸送に、岡山空港から、ジェット機が飛んだ時も感動しましたが、飛行機が飛び立つ姿って、本当に良いですね。

 

頼むぞ!赤十字飛行隊!

赤十字のマークは、本当に安心感があります。私が、AMDAのコーディネーターで、大地震後のイランに行った時には、赤新月社のマークの救援隊が多くいました。イスラム圏は、十字は、駄目なのです。

 トワ・エ・モア=『友だちならば』 http://www.youtube.com/watch?v=yTGPG_jr_Kc

 私が、岡南飛行場にこだわるのは、これだけ飛行機やヘリコプターが、身近に感じられるから。パイロットや整備士や、大空への夢を広げる子ども達の可能性を育てる場所に、ここはなると思うのです。あるいは、飛行機産業の誘致も考えられます。もちろん、観光拠点にもなります。   児童会館もそうですが、問題は活用の仕方です。要は、「思い」です。佐藤真治君と同様に、実は底知れぬ潜在能力があるというのが、岡山県自体が、分かってないということが残念です。見くびらない方が良いと思ふ。

 飛行場のそばにいるアイドル?のマリリン。高齢なので、ややお疲れ気味。

  さて、義捐金、緊急救援物資の搬送と同時に、我々が冷静に考えることに、いわば疎開先として、岡山県が、被災地の方々をどんどん受け入れるということがあると思います。どう考えても、今回の災害は、数ヶ月で終わるような、ブームのような支援活動ではなく、長期継続的に行う必要があるというのは、誰の目にも明らかです。

 県単独の施策では無理ですが、「国策」として、吉備高原都市のような場所に、大規模に移住される方々を受け入れるような大胆な動きが必要ではないか。集団疎開という言葉が適切とは思いませんが、むしろ移住です。通常は、都会にいる方が、故郷に還ることが多いわけですが、故郷が壊滅的な打撃を受けてしまった状況で、災害の再来の恐怖の中で、故郷の再生を図ることよりも、岡山県が、第二の故郷になることを選ばれる方がおられるならば、喜んで、岡山県は、故郷にならさせて頂くということです。

 古来より災害が少ない「晴れの国おかやま」なら、それができるはず。我々の愛する岡山ならば。特に、子ども達。岡山に、おいでんせぇ。そう言える岡山県でありたいです。
 
 さだまさし=『天までとどけ』 http://www.youtube.com/watch?v=mBtdQB07t00